みんなに届けたいなあ
なんだか、キューバにいるみたい。
最近の日々の生活でそう思う。
こういうのが当たり前の国でがんばって作られてるのがキューバ音楽です。
早く日本のみんなにもたくさん届けたいなと思ってます。
ただ明るく楽しいわけじゃない。つらいからこそ、明るくするんだ。
無理やりでもなりきっていれば、いつしかほんとに楽しくなってくるから。
そういうのが、キューバ音楽。
こういう日常のいろいろ困ったことって、キューバではペリオドエスペシアルって言います。
2000年代後半以降はキューバの経済状況も良くなったのであまり使わないけど、、
1990年代はこの単語頻出でした。日本語訳すると、特別な時期(=非常事態)って感じかな。
よく遅刻の言い訳とかに使われます。
例:ペリオドエスペシアルだからしょうがないだろ。
例:バスが遅れるだけでなく、君の寝坊もペリオドエスペシアルか?
例:そのとおりだ。遅刻遅刻って、時間なんて人間が作ったものに人間が振り回されてどうするんだ。
例:そんなこと言ってると、僕もペリオドエスペシアルして値切っちゃうぞ。
例:!!お前は、日本人だからダメだ。ペリオドエスペシアルはキューバ国内の問題だからだ。
けっこう、便利にみんなこの単語を使っています。
だから2000年代後半以降の今では、ペリオドエスペシアルは終わったんだから、と
逆に怒られてたしなめられることもあります。
★計画停電。
区画別に決まった時間にとまるから調べておけばいいんだけど
ついついめんどくさくて予期せぬときに停電したりする。
日本では新しい制度だけどキューバでは毎日、何十年もやってることだから。
区画ぎりぎりに住んでいる人は、とおりの向こうの家からコンセントを互いに
引いてきて、見たいテレビを見逃さないようにしているつわものもいる。
★夜の街並み。
街灯が暗くて、人通りも少なくて、家の明かりもお店の明かりも少ないから、
キューバの夜の街を歩いているみたいで、ちょっとわくわくする。
メキシコシティーにも似ているけれど、メキシコシティーはもっと人が多いし、
暖色系の街灯がもっと多いのでもうちょっと都会的でかっこいい。
都会なんだけど、夜は暗いっていうのがキューバのハバナの街並みで今の日本に似ている。
★物不足。
コンビニやスーパーの棚が空っぽだったりするとキューバを思い出してしまう。
少ない品物を上手にディスプレイしたりするお店もあって、
そういうお店での買い物は楽しくなってしまったりする。
だから、日本でも同じようにいまは買い物が楽しめている。
★牛乳がない。
キューバでは冷蔵庫が定期的に停電で止まるし、冷蔵保存車も
数が少ないので、生の牛乳は飲むのがとても難しくて、脱脂粉乳を
水で溶いて、滅菌パック(保存可)したものが向こうでの普通の牛乳。
ジュースはすごく美味しいのに、牛乳はとても残念なんだよね。。
砂糖ならいくらでもあるんだけど。
★たまごが売り切れ。
卵は売っているんだけど、すぐに売り切れるので貴重品。
常温でも日持ちするし、人気がある食材なんだろう。
だから、卵焼きはすごく丁寧にみんな焼いてくれる。
ホテルの朝食サービスでも、目玉焼きに水を入れて蓋をしてほしいか、
目玉が見えている焼き方がいいかとか、そういうことまで聞いてくれることもある。
僕はいつもかき混ぜて焼いてほしいと頼むから、細かい注文できないけれど。
★というわけでプリンが宝物。
牛乳も卵も貴重なので、プリンがめったに食べられなくて、でもたまに売ってるの。
お菓子屋さんも日持ちのする焼き菓子主体で、限定メニューでたまに出るだけなんだ。
なんでfacebookの僕の写真がプリンを持ってあんなに喜んでいるかというと、
ジャズフェスのとき3週間滞在していろいろなカフェテリアに毎日行ったけれど、
プリンを食べられたのはそのときだけだった。
2個頼む!と僕が言い出して、たしかベース侍の権利の分も注文してもらったんだけど
2個とも僕が食べちゃったんだっけか・・・?とにかく美味しかった。
結構すが入っちゃってるけど、美味しい手作りプリンだった。
★電車・バスの欠便で首都圏の生活者は困った困ったといいながらそこまで深刻には困ってない
それでも、欠便すると大騒ぎしちゃったりするんだよね。
あーもうこの世の終わりだー!見たいテレビが見れないー、、って
キューバ人は大げさだからなってしまう。
通勤の交通手段もラッシュの山手線より混んでいるくらいだから、
すっごい文句言ってる。車通勤がうらやましいってみんなが言ってる。
でも、絶対翌朝までには自分の家になんだかんだで帰れる仕組みにはなってるから、
そこまで困る人っていうのもいないんだよ。
★それでもなんだかんだいって今の生活には満足している
すっごい文句言ってるけれど、その割には好きな音楽聴いて踊って、
友だちとおしゃべりして、それさえできていれば、みんな満足らしい。
夏の暑さがいやになってマイアミに亡命しちゃう人も確かに多いけれど、
キューバに住んでるキューバ人はみんなそんな不便な生活にも
なんだかんだで一定の満足をしているものらしい。
それを考えるとね、被災地では避難所とか屋内退避生活とか、
それができない生活状況で、それはすごくつらいと思う。
心からお見舞い申し上げます。
そして、だんだん仮設に移ったりとかしながら、好きな音楽聴いて踊って
友だちとおしゃべりしながら生活に対する満足が復活することを
そういう日が早く来ることを祈ってます。

