2009年4月14日

キューバ制裁緩和だって

本日のニュースより。

とくに政治的な発言はしませんけど、アメリカからキューバに飛行機が飛ぶかもしれないので
それは実現すればとても便利だなと思います。

今回のキューバの旅の帰りは、メンバーみんなが苦戦と言うか
めんどくさい旅程で帰ってきていました。乗り換え2回って、とってもたいへんです。

僕はハバナを出てから最後の飛行機、ヒューストンから成田に行く飛行機が飛ぶまで
20時間くらいかかりましたが、(カンクンでトランジットが長かったから)
ヒューストンから成田まで行くのにかかる時間より長かったです。

ハバナからヒューストンはたった数百キロしか離れていないので、カンクンを経由するのが
なんという時間の無駄だろう。。。と思っていました。


あと、本日のニュースではないんですけど

先月の新聞にキューバ沿岸に大規模油田が見つかったというニュースが出ていましたが、
とっさに、ほんとかなあ。。。と思ってしまいました。

キューバでもあまり話題になっていないのは、
たださえなまけて働かないキューバ人がもっと油断して働かなくなってしまいそうだから
キューバ政府があまり大々的に公表していないかららしい、という噂は聞きましたが、
嘘のようなほんとの話なのか、ほんとのような嘘の話なのか。

石油はないよりあった方がいいと思うので、いい石油が出るといいですねと思います。
ベネズエラの石油の質が良いようで、ハバナの空気の汚染は5年前よりずっと良くなりました。

2009年3月20日

ミュージシャンよりも尊敬される職業

キューバではミュージシャンというのはとても良い仕事だと思われています。

社会体制の違いとしか言いようがありませんが、医者よりも稼げる仕事で、
メディコ・デ・ラ・サルサのリーダーのマノリンは、医者の免許も持っているけど
ミュージシャンの方が稼げるし女の人にももてるということでミュージシャンになったんだそうです。

しかし、そういう国にあって、ミュージシャンよりも尊敬を集める男がいました。。。

サムライです。

キューバ人はみんなたいてい「映画でしかサムライを見たことなかった!」とえらく感激して
へぇー、サムライって意外に普通の人なんだ・・・みたいに、そのベースのプレイ以上に注目の的でした。

そして、
「ああ、サムライだからあんまりしゃべらないのか・・・」

「ああ、サムライだからあんまり笑わないのか・・・」

「ああ、サムライだから僕ら凡人には何を考えてるのかわかんないよな・・・」

などと、尊敬を伴った誤解(?)により、どんどんベース侍の周辺で
少し間違ったサムライのイメージがハバナで広がっていきました。


そして、

「なんか、映画で見たサムライとずいぶん違うみたいなんだけど。。。」

と、聞くとルディくんやのりが、

「映画のサムライは昔のやつで、最近はちょっと違うみたいだよ」とか説明すると

「なるほどーーー」となってしまう。。。


サムライもきっとミュージシャンと同じで、自覚ができた瞬間から名乗れる仕事だと思うので、
決してキューバでサムライのイメージ下げるようなことはしていませんので、
怒らないであげてください。本物のサムライ各位。。。


明日21日はキューバンカフェでルンバ大会。久々にルディくんが参戦します。
のりもちょっぴりゲストで演奏する予定です。

2009年1月27日

コーフンをよそに

JazzCuba25thRB.gif

ハバナのジャズフェス Jazz Plaza 2009 の出演予定が送られてきました。
でも、相手はキューバですから、、、場所が変わったり時間がずれたりとかは
普通にあると思いますけれど。。。

のりは2002年にこのジャズフェスに観光で行ったのですが
(深津さんは演奏していたのだけど、知らずに見に行かずに過ごしてしまった)
アライン・ペレスのバンドと、ゴンサロ・ルバルカバのピアノソロを見に行きましたが、

どうやったら会場に入場できるのかが良く分かりませんでした。
チケット買えないだけならまだしも、その年は予定より数日早くジャズフェス始まってました。

でも、見る気満々で会場に向かうといつも何とかなってしまっていました。
なんとなく入れてしまったり(おかね払ったかも覚えてない)知り合いの知り合いから入場券が回ってきたりとか。

出演予定をお知らせするには入場料金やチケットのお問合せ先くらい書かないとと思ったものの
ジャズフェスの公式サイトがまだ2008年版のままです。。。

現地に行って、もう少し詳しいことを調べて続報アップできたらしようと思います。

2008年11月20日

今年はメンバー全員の誕生日が終わりました

11月20日はベース侍の誕生日です。おめでとう。
といっても、今ごろは機上の人ですから読んでいないと思います。
タイでいくさがあるんだそうです。

32歳だそうです。これから半年はえるまの最年少ではなくなります。


そして、機上の人かと思ったら、みんなに20日に出発するって言ってたのに
航空券を見たら21日だったんだって。。。
空港に行く前に気がついてよかったね、とは思いますが、普通、出発日は確認するものですよね。。。

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でも、似たような話でキューバのサマータイムって毎年決まった日に始まるわけではないので
ラジオやテレビのニュースを観光客は毎日チェックするわけもないので

突然サマータイムが始まったように感じるみたいです。(1時間時が早くなる)

すると、サマータイムが始まった日は飛行機に乗り遅れる人が続出するんだって。。。(特に国際線)
国際線は2時間前にはチェックインしましょうね。乗れないとたいへんだから。

2008年10月15日

楽譜がないバンド

ルーウィーくんによるとBAMBOLEOは、バンドの公式の譜面というものがないバンドなんだそうです。

キューバのサルサバンドは、日本で言うと上場企業のようなもので
日本と違って基本的に掛け持ちということがないし、リハも毎日のようにあるんだそうです。
譜面を書かないのが、紙とペンがなかったからか、毎日練習していたら覚えてしまったのが先か、
それは鶏と卵の話みたいですが、必要なくなってしまったようです。

ラサロバルデス(ピアノでリーダーの人)が作曲して、リハしながらアレンジしていくので、
パーカッションとドラムだけのキメ(bloque,break)があまりなくて、キメに音階がある曲が多いです。
ピアノの人は音階があったほうがリズムは覚えやすいです。

でも、ピアノの人は作曲した人だからいいとして、ベースの人はその場で合わせて覚えるのって
すごくたいへんだったろうなと思います。
ルーウィーくんは、Bamboleoのベースの人は頭がいいからだいじょうぶなんだ、って言ってましたが。


日本にも譜面がないバンドがありますけど、、、それは録音機材があるからそれで覚えて
自分用の譜面を書くとか、練習するとか、iPodに入れて聴いて勉強とか、工夫してます。

2008年7月17日

110Vだから問題なのではない

キューバに旅行に行かれる方は、ぜひ電気の変圧器をお持ちくださいね。
キューバでは電圧が違うので、すぐに壊れてしまいます。

。。。とよく聞くと思うのですが、


確かに、すぐに日本から持ち込んだ電化製品が壊れるというのは本当です。

日本は100Vの交流電源で、キューバは110Vの交流電源です。
しかも、コンセントのプラグの形はたいてい同じ。
(一部ヨーロッパ資本のホテルなんかだと違うときもあるけど)

だから、使える使えないで言ったら、使えます。
ドライヤーなんかだと、なんかちょっと風が強くなったみたい。。。
くらいに思う程度です。
電池の充電も早かったりしてね。それで、発熱がすごくて怖い思いをするとか。


ただ、そういうのって、理系の大学卒業ののり3の考察によると、

電圧の10%の違いによるものではなく、その電圧が安定しないことによって
壊れるんではないかと気がつき始めました。

日本でも雷が落ちて、パソコンが壊れることってたまにありますが、
キューバでは発電所の調子が悪くて、(毎日停電するくらいだし。。。)
そういう雷みたいな状態が毎日続いているようなのです。


だから、ACアダプターのついている電化製品は壊れにくい印象があります。
そこでACからDCに変換・変圧することによって内部にショックが行くのを
やわらげるようです。

それでも壊れるときは壊れますけど、
デスクトップパソコンより、ノートパソコンのほうが壊れにくいということです。

しかも、そのノートパソコンは世界対応のいろいろな電圧に対応したACアダプターの
ついているモデルにするのが良いと思います。

しかも、ノートパソコンは停電していても使えるから、夜は重宝したなあ。。。

2008年7月11日

壊れた時計

スペイン語には、何時何分という時間の表し方を普通はしません。

何時ぴったり、何時15分、何時半、何時15分前、というのしか普通は使いません。
逆にスペイン語圏ではそれに含まれる誤差は、深く考えない社会ということのようです。


日本人にとっては、電波時計の腕時計が流行るほど、秒単位で電車も動くし、
普通は仕事をしたり、プライベートでも割と時間通りに動くことを期待して生きています。

実は、スペイン語を勉強するより、ここの時間の感覚のずれを何とかするほうが
ラティーノと付き合っていくのには難しいことなのかもしれません。。。


のり3は、演奏のときに小さいころから腕時計はしない主義で、
演奏が増えるようになってからは、普段も腕時計をしないで生活しています。
キューバに留学していたときも、そんな感じで、時計を持たずに生活していました。

日本だと、自分が時計を持っていなくても、たいていどこかに時計はあるので
時間は分かるものなのですが、キューバには、上に書いたような事情で、
時計が公共の場所にもあまりありません。

それで、バスに乗り合わせた人とか、道行く人に、今何時ですか?って聞くのですが、

腕時計はけっこう多くの人がしています。おしゃれ好きなキューバ人たちですから
日本人と同じくらいの割合で腕時計をしているのではないですかね。


でも、ほとんどのその腕時計は、電池切れで止まっています。。。

たいていの場合、止まっているから自分も今何時か分からないなあ。。。と
そんな返事がたいてい返ってきます。。。

でも、別に何時か分からなくても、そんなに困らないというのがキューバなんだなとも思いました。
のり3も別にそんなに差し迫って教えてくれとは頼んでないから。。。

2008年7月10日

ハバネロペッパーの謎

最近、「暴君ハバネロ」って激辛のポテトチップスとビールを飲んだりするのが
ちょっと楽しみだったりします。


ハバネロペッパーは料理好きの方ならご存知と思いますが、
いろいろ種類のある唐辛子の中でもいちばん辛いといわれている唐辛子です。

ハバネロって、「ハバナの」って意味のスペイン語なんですが、
のり3的にはハバナに辛い唐辛子があるっていうのが信用できないんです。
これまた、謎です。


暑い地域の国民はラテンアメリカに限らず、アジアでも料理も
品質がすぐにあやしくなってしまいますので、うんと味を濃くして、
うんと辛くするということが、多いです。(アフリカは知らないけど。。。)

でもね、キューバ人は、砂糖の国だからか、甘いものは大好きなんだけど
辛いものが一切だめという人がとても多いです。
コショウも辛いから食べられないって人が多いです。


ちなみに、どういうわけかキューバ人は島国なのにあまり魚介類を食べません。
食わず嫌いだと思うんですけどね、みんな豆や肉のほうが好きみたいです。

歴史的には、革命政府が船舶の航行を厳しく制限したから、
漁をするのが難しかったり、冷蔵車がないからすぐに腐ってしまうとか、
いろいろ事情が重なってのことだとは思うのですが、
せっかく美味しいのに、もったいないなあと思います。

食糧難になってからは学校給食にお魚のメニューを出したり
キューバ政府も頑張っているようですが、やっぱり相変わらず不人気のようです。


というわけで、キューバで取れる伊勢海老(ランゴスター)とか、お魚は
誰も採らないので、大きく育つのか、とっても大きいものばかりです。

そして、さらに謎なのは、とうがらしの辛いのはだめだけど、ワサビは好きという
在日キューバ人の意見を聞いたりすると、ますます、謎です。。。

2008年7月 1日

ハバナでのピアノレッスン (最終章)

その1
その2
その3
その4

結局、レッスンではキューバ音楽の精神性を学んだような気がいたします。

ぱっと見、陽気で楽しく暮らしていそうなキューバ人たちも、
社会不安というか、社会体制に対する不安を身近な不便さや物不足からいつも感じて
ストレスをためているんだそうです。

そのストレスを発散させる場が、音楽であってダンスなんだそうです。

そのストレスや不満や不安が強ければ強いほど、演奏するミュージシャンは
それをがっつり受け止めるだけの強さを身につけるように、と教えられました。

日本だって、かなりのストレス社会ですから、これは参考になると思いました。


当時はその後たくさんやることになるとは思いもしなかった「朝までライブ」についても
技術的な指導がありました。

思い切り強く弾いた状態で、4時間続けられるか考えて練習するように、と教わりました。

レッドソックスの松坂投手が試合の最後まで150キロ以上の豪速球を投げても
ちゃんとストライクに入る、みたいな話なのかな、と思いましたが、

技術的な問題より、朝までやっていて眠いときに集中力が持続するかの問題が
一番大きいよな、と今では思います。

2008年6月16日

ハバナでのピアノレッスン (その4)

その1
その2
その3

またまた続きです。

ハバナでは壊れたピアノでも、練習しなければいけなくて、
それを乗り越える勉強をしたというのが前回までのお話です。


それでものり3はこころの中で、日本にはきちんとしたピアノしかないわけだし、
キューバで活動するならともかく、日本で役に立つのだろうか。。。という
疑念を拭えないで練習していました。


・・・するとある日、

週に3日もピアノの音が長時間鳴っているわけですから、
その家の前の路地をミュージシャンが通ることもあって、
なんだか暇そうなミュージシャンたちが楽器を持って集まるようになってきました。

普通の民家なのに、ある日はベース、サックス、うた、ピアノ、パーカッションという
かなりの編成になって、ラテンジャズセッションが始まりました。

のり3が最初ピアノを弾いていましたが、まったく歯が立たず、
交代で弾き始めた先生はもちろん、最初ベースを弾いていた若者がピアノを弾き始めると
それもとってもすごい演奏を始めるので、びっくりしてしまいました。

鳴らない、鳴らない、壊れている、と散々文句言ってきた同じ楽器で、
目の前で超人的なセッションを見せられてしまったら、それまでの自分の態度が恥ずかしくなりました。


今にして思うと、彼らはうまくコミュニケーションしながらお互いの楽器の良く鳴るところ
得意なところ、美味しいところをよく把握して、足りないところを補うようにして助け合って
バンドとしてまとまるとすごいセッションをしていたのだろうと、今では分かるような気がしますが、
当時はただただ、ショックでした。。。

2008年6月14日

ハバナでのピアノレッスン (その3)

その1
その2

続きです。

ハバナでは楽器の音が鳴らなかったとしても、押した鍵盤と鳴って出てくる音が
違ったとしても、レッスンは続くし、勉強をしないとはるばる来た意味がありません。


それで、重要テクニック(!?)である、壊れて鳴らない鍵盤があるときに
どうやって対処するかということを習いました。


まず、JAZZを聴く人ならご存知とは思いますが、「代替コード」といって、
まったく違う音でコードを押さえるけれども、似たようないい感じの響きで聴こえる
コードというものがその状況に応じていくつかあって、それを使うということ。

日本やアメリカでJAZZを勉強したら、それは素敵な展開になったり、
素敵な響きの和音だから、という感じで勉強するのかもしれないのですが、

ハバナで勉強するときには、とにかく鳴る鍵盤だけでなんとかしないと
音が出てこないので、必死になる度合いが差し迫って、勉強するのには良かったようです。


それで考えつくしても、どうしても肝心な構成音が壊れてしまっているけど、
どうしてもそれを弾かなければという日が来てしまいました。。。


これまた重要テクニック(!?)を習いました。。。

先生いわく、

「このコードは代わりを弾こうにもどうにもならないから、
思いっきり、鳴らない鍵盤でも押し込んで見なさい」 だって。。。

やってみました。。。 がーーん!!、と、一発。

そうするとね、鳴る音だけでほんとに力いっぱい弾ききってみると、ハンマーが弦を叩いていなくても
共鳴して、ルートの音だけは、ぼんやり浮かび上がるように聴こえてくるんです!!!


こうして、のり3の現在のスタイルである、鍵盤打楽器としてのピアノのスタイルが
生まれたのでありました。思いっきり、弾きこんでみるといいことあるんだなと、勉強でした。

2008年6月13日

ハバナでのピアノレッスン (番外編)

レッスンは、10時ごろ適当なところで待ち合わせをして、
先生と朝昼兼用の食事を一緒にしながら、その日の楽器を探して
レッスンはのり3が疲れるまでやります。

たいてい17時ごろには限界を迎えるので、そのあとは課外授業が始まります。


要は先生にくっついて回って、ライブ会場に遊びに行ったり、ミュージシャンの生態観察
みたいな感じでしたが、ハバナほど音楽に熱狂的な人が集まる街でさえ、
ミュージシャンは失業しやすいし、たいへんなんだなあ。。。と、これまた勉強。

聞いた話で正確かは分からないんですが、1000万人ちょっとのキューバの人口に対して
プロのミュージシャンの免許を持っている人が1万人以上いるんだそうです。
専門教育を受けて免許を取っている、日本で言ったら音大卒みたいな人がそれだけたくさんいたら
競争激しくて大変そうだろうな、、、と思いました。


実地訓練は、おもにメジャーどころのディスコテカ(ライブハウス)の夕方の部。
料金もうんと安くて、キューバ人と一緒に入場すれば、たいてい10キューバペソ(50円くらい)
しか取られませんでした。
最近は、そういうのは厳しくてきちんと外国人料金をどこに行っても請求されるようですが。。。

先生の策略か、突然ライブ中にステージに呼ばれて飛び入りで演奏ということもありました。


それで、最後のほうになってYaymel先生の家でレッスンをしました。

先生もピアノを持っていて、でも、今まで練習した中でも、最高にコンディションの悪いピアノで、
鳴る鍵盤より鳴らない鍵盤のほうが多いくらいでした。

でも、そのピアノを毎日弾いて練習しているんだって。

そのとき大切なのは、イメージを持って練習することなんだそうです。

どうせ、目の前のピアノからはまともな音は出てこないけれども、
それでも気持ちよく弾けている様子をイメージしながら、
頭の中で新しい演奏やリズムにチャレンジして想像力を鍛えるのが、練習だって教わりました。


これって、示唆に富む話だなと思います。

日本で忙しく暮らしていると、なかなか落ち着いてピアノに向かって練習する時間を
とるのも難しいし、そもそものり3は、ひとりの練習というものが大嫌いです。

平日忙しくて練習できないことや、疲れているなんていうのは、このような圧倒的に
不利な状況でもキューバ人がたくましく音楽している様子を勉強してみると、
ちいさなちいさな問題に思えてきました。

無理そうな状況でも、体当たりで全力でやってみると、道は開ける、的な勉強をいたしました。

シリーズ、おしまい。

2008年6月12日

ハバナでのピアノレッスン (その2)

その1(前編)はこちらです。

キューバ・ハバナ市にピアノの修行に行ったところで、レッスンするための
ピアノが見つからないというお話が、前回。


のり3の師匠のYaymel先生は、ユムリのバンドの最新アルバムに参加したり、
海外ツアーの経験もある、若いけれど実力派で人脈もある方でした。

その人脈を通して、小学校や中学校にはピアノがたいていあるので
それを借りたり、その学校の音楽の先生が家にピアノを持っているから、それを借りたり、

今考えると、楽器というものは当たり前にあるものではなく、苦労して探して調達するものだと、
そういうことも、修行の一部だったのかも。。。とも思うくらい、たいへんでした。


それでも、トップアーティストがライブで使うピアノが鍵盤が落っこちたままで
使えない鍵盤がたくさんあるピアノ、というくらいのキューバの事情ですから、

そうやって借りたピアノも、鳴らない鍵盤はたくさんあるし、運良く残りの鍵盤は
音が鳴ったところで、「ラ」の鍵盤を弾いたときに「ソ」の音が出てくるようなピアノでした。。。


のり3は、最初の1ヶ月くらいはその状況がとってもストレスに感じて、

「先生、こんな悪いコンディションの楽器で勉強したって、言われたとおりにはできないし
 次のレッスンの楽器だって、また音程が変わったり、鳴らない鍵盤がちがうのだから、
 ちっとも勉強が進んだ感じがしないんですけど。。。」

と不満を言ったことがありました。

そしたら、先生は

「お前の言うとおりだ。でも、いま練習できる楽器はここにあるこれだけで、
 ほかには見つからなかったのを良く分かっているだろう?
 だったら、いまこの楽器の前で、集中してとにかくやれるだけやってみなさい」

と、先生の意見としては至極まっとうなようでいて、
のり3的には、えらいめちゃくちゃな話だな。。。とレッスンは続いていくのでした。

ハバナでのピアノレッスン (その1)

最近、若いパーカッショニストは年単位でキューバに留学して
本格的に勉強する人が多いようです。

のり3は年単位ではなく、月単位の短期ですが、音楽の修行に
ハバナに行ってきたことがあります。そのときのレッスンの様子をシリーズでご紹介します。

まず、レッスンをするには楽器が必要です。

CDがたくさん売れているイサック・デルガードの新進気鋭のピアニスト
ロランド・ルナは、かなり長い時期自分のピアノというものを持っていなかったそうです。

ほかのトップアーティストのライブでも、ステージを覗き込んでみると、
鍵盤が沈んだまま上がってこない鍵盤が3つも4つもあるような、
とんでもないコンディションの楽器で、超人的なリズムで凄い演奏していました。


というわけで、ハバナでは使える状態のピアノがそう簡単には見つかりません。。。
日本から持って行こうにも、飛行機に乗らないものですし、これには一番困りました。


それでは、ピアノが運良く見つかったとして、まだまだ困ったことはたくさんあります。
続きを楽しみにお待ちください。 (つづく)

2008年6月 4日

キューバのエレベーター

キューバに限らず、ヨーロッパも含むラテン文化圏(多分フランス語やイタリア語圏も)では
建物の1階部分のことを、地上階といって、日本で言うところの2階のことを1階というそうです。

まめちしきでした。。。
いえいえ、キューバの事情はそんな生易しいものではありませんよ。


のり3がハバナのホテルに泊まっていたときの話。

確か、608号室だったか、6階の部屋でした。
最初エレベーターに乗ったときに、エレベーターの6のボタンを押したら
701号室とかがあるフロアだったから、

ああ、そういう仕組みなんだなと思って、
翌日に乗ったときには5のボタンを押して、降りたんです。

そしたら、そこは501号室があるフロアで、自分の部屋が見つからなくなってしまいました。。。


どういうことかっていうと、

そのホテルにはふたつエレベーターがあったんですが、
ひとつは昔からあるスペインから輸入したと思われるやつで、
となりが改装工事のときに中国から輸入したっぽい新しいやつだったんです。

だから、ふたつのエレベーター同士で、同じボタンを押しても
実際に止まる階が違ったりするときがあるんですよ、びっくり!!!

2008年5月28日

お湯が出なくてとまどう

新コーナー作りました。

キューバ事情コーナーと銘打って、キューバなどラテン諸国で出会った
びっくりな出来事を取り出して、書いていきます。

のり3もハバナで下宿していたときに、シャワーから出てくるのは水だけで、
お湯でからだを洗いたかったらバケツにお湯を沸かして、水で割って増やして
浴びてなんとかする、という生活を1ヶ月やったことがあります。

やっぱりいくら暑くても、シャワーだけはお湯じゃないと無理って思ったのが
ハバナにずっと住んでいくのはのり3にはまだ無理だと悟った瞬間でした。。。

でも、キューバ人でもみんな水のシャワーはつらすぎるから、湯沸かし器がない家でも
お湯を沸かしてバケツに汲んで、お湯を浴びてシャワーにする人が多いらしいです。


それと、お湯が出るホテルに泊まっていたときの話。。。

キューバでは観光客は大切にされていますので、ホテルでお湯が出ないということは
まずありません。

それで、出るはずのお湯が出せずに戸惑う訳。

普通はお湯と水の混合蛇口には左が冷たい水が出る C
右は熱いお湯が出る H ってマークがしてあって、それに慣れています。

それがスペイン語表示だと

左にF、右にCって書いてあります。。。

のり3的感覚だと、どっちも冷たい水が出てきそうな気がするのですが、
Frio(冷たい)のFとCaliente(熱い)のCが書いてあるんだそうな。

なんかね、南半球では水の渦巻きが逆に巻くってよくきくでしょう。
ハバナは北半球なんですが、なんだか外国だとそういうの逆なんじゃないかと
結局ホテル暮らしはすぐに終わってしまうので、慣れる前に下宿に引っ越してしまいました。