えるまの用語集

2008年5月28日

妄想じゃなく、想像

ベース侍とのり3はふたりでリハというか、トゥンバオやアドリブの特訓をよくいたします。

1000本ノックのようなものをやるんです。
片方がリズムをキープしてあげている間に、もう片方が練習したいことを次々と試しながら
その役割を交代しながら疲れるまでやります。

時には侍がパーカッションがいないのにそんなリズムをやるのは無理だとか、弱音を吐くんですが、
いつものマクドナルドのハンバーガーをおやつに食べて、またやってみると、

「あ、、、なんか、レゲトンのドラムの音が聴こえた気がする。。。」って感じであら不思議。

男性の脳みそというものは、ないものを想像するのが得意なのだそうです。

たとえば、とある雑誌やビデオを見ていて(意味わかるでしょうか???)
肝心なところが写っていなかったりしても、そこにはそれが見えているかのように想像して
頭の中で処理する能力というものが高いんだそうですよ。

原始時代は男性は狩りに出かけて、見つからない獲物で家族のお腹をいっぱいにする様子を
想像というか、期待しながら獲物を何日も探します。

女性は木の実などを集めるわけですが、これはその日落ちているものがいろいろあって
どれが美味しそうかを見定めて選んで拾ってはその日の晩ご飯にしたんだと思います。

。。。話を戻します。

音楽はよく言葉と同じようなものでコミュニケーションが大事だとよく言われますが、
それが言葉にたとえられるならば、めちゃくちゃな文法だと意味が通じなかったりします。

その得意な 妄想 想像力で、

「訓練は本番のように、本番は、 あれ、、、なんだっけ?」

と日々スタジオに入って訓練するのでありました。

2008年5月24日

peter'sの店長さん

エルマノスがライブをさせてもらえるからだけではなく、
稲村ヶ崎Peter'sのお料理は、自分のお小遣いでもぜひ通いたいくらいのり3はダイスキです。

そんなPeter'sの店長さんは(ちょっと妻夫木聡に似ています)
音楽がダイスキなんだって。小さいころはピアノ(だったと思う)を習っていたんだって。

店長さんはピアノの生演奏のバイトを昔は自分がやりたくて憧れていたから
のり3に生演奏を頼んでくれるんだって言っていました。

ということは、すごく美味しい料理を作るプロの店長さんが音楽も好きだし、
スゴイ音楽をやっているエルマノスのリーダーも料理がダイスキ。

場所を借りてライブをやるだけじゃない特別なライブやイベントって
特別な愛情が込められています。

音楽は別にしばらく聴かなかったところで人間死んでしまうわけではありません。
ごはんはずっと食べないと死にますが、特別美味しくないといけないわけでもなく、
毎日コンビニ食で生活することだって可能といえば可能です。

でもね、忘れないでください。
愛情というものは人間はないと生きていくことができません。

それがいつもあるのがエルマノスのレストランライブです。
あったかい気持ちになって、楽しくなって、コミュニケーションいたしましょう。
音楽を通して、踊っていただくのも僕らは楽しみです。

きっときっと、おいでください。いつもお待ちしておりますからね。

2008年5月21日

ブロックサイン

えるまのは、とくに後ろの4人のリズム隊がそうなんですが、よく演奏中におしゃべりをします。

演奏中って、MCやっている後ろでやっているのは、おしゃべりどころではなく、
アレンジの説明をしているので、真剣そのものなんですよ。。。

説明といっても楽譜を渡しているわけではないので、あれがこうしてこうなって、ばばーんと、よろしくー!
程度のものなんですが、これを丁寧にやっておくと演奏の完成度が大きく変わります。

そうして始まった演奏はとくにルーウィーくんがひとたび主導権を握ってしまうと
無茶というか、解読不可能というか、、、とんでもないアドリブを振ってきます。

どんなふうに振ってくるかというと、イッセイくん説によれば、こころの声。。。だそうで、
それを超能力で読み取って合わせていくしかないよね、って言っています。

ベース侍の説では、顔色をうかがうんだそうです。

のり3とルーウィーくんの間ではブロックサインがかわされていて、

(演奏中のサインのやり取りの翻訳です)

ル 次のキメ、ばんばんばーん、って3回でキメるよ!
の OK-
ル ばん、ばばーん
の 。。。あれ、違うじゃーん、もういっかいー

その後、、、

ル 次のソロ、バイオリオンの音が良いです。
の バイオリンの音で、何を弾けば良いんだ!?
ル いいからいいからー ぽちっと ボタン押してみ?
の ぽちっと (そして仕方がないので弾き始める。。。)
ル そうそうー そんな感じ!

野球のピッチャーとキャッチャーが長いサインのやり取りしますが、
あれに似ているようで、違うところは、振られたサインに嫌だと言えないところです。。。

のり3の語学力の問題もあるけど、ルーウィーくんの表現力の問題が加わって、
日常会話の段階で、言葉だけだとこまかいコミュニケーションがなかなか難しくて、
言葉の向こうにあるルーウィーくんの気持ちというものを汲み取らないといけません。

リハ中には(これはきちんと言葉で)こんな話し合いをしたりします。。。

ル この曲ね、音色を変えてやって欲しいんだけど。
の どんな感じにしようか?
ル そうだな、もっとアメリカな音をください!
の なんだよ!?そんな音この楽器には入ってないよ?
ル いいや! 前に聴いたことあるから!

の 。。。 (適当に音を変えて) こんな感じかな?
ル ちがうちがう!

---- そして、繰り返し ----

ルーウィーくんにとってのアメリカな音って言うのは
のり3のピアノの音色ではエレクトリックピアノ3がそれに該当するようでした。。。

そして、ソニードアメリカーノ(アメリカな音)というえるまのでしか通じない新たな
単語が共通語となった瞬間でありました。

それってね、その音色で弾くと同時に、アメリカっぽい雰囲気も出して演奏してねという
音色指定以外の深い意味も含まれていて、言葉だけ聴いていると振り回されてしまいますが、
実にあたまを使って聴いていると、表現力も倍増していきます。

2008年5月20日

ルンバのある日常

ventu_3.jpg 

サルサの掛け合いやBOMBAというのはルンバ、ひいてはアフリカ発祥の
影響や要素だったりします。

でも、アフリカ人そのものでもない普通のキューバ人が酔っ払って興に乗ってくると
ルンバ大会を始めたり、はなうたにルンバが出てくるのって、
なんとも不思議な感じがしていました。

でも、のり3も最近そんな兆しが出てきています。。。

きっと日本人にとっての五・七・五・七・七みたいなものなんじゃないかと想像してます。


今日は街角で、ふと鳩を見ていました。

春というのは動物たちも恋の季節、子育ての季節だったりしますので、
鳩もなんだかオスが一生懸命誘惑していました。

なんだか、その様子がいかにもルンバ・ワーワンコーに見えて仕方がなかったです。

肩をぶるぶるってさせて踊るのとかは、ニワトリの動きを真似たものって言われていますが、
この際、鳩だって似たようなものです。

鳩のルンバも佳境に向けて盛り上がりを見せる中、のり3も軽くコーフンしてきました。。。
そして、やっぱりBOMBAの瞬間が来ました!(意味分かったでしょうか?)

でもね、鳩はそれですぐルンバが終わってしまうんです。。。(何もなかったかのように)

人間のやるルンバだとそこから太鼓のアドリブとか激しいコロとカンタの応酬とか
盛り上がり続けるのですけど、そこは人間と鳩の違いなんでしょうね。

そして、人間のルンバをご覧になりたい方、6月1日はベントゥルンベロ@築地キューバンカフェです。

2008年5月12日

宿題です

エルマノスのバンドは家族的な経営というか、いつでも人手不足です。

一緒に演奏したい好きなミュージシャンはいっぱいいるのですが、

たとえば女性のミュージシャンにいきなり

「ぼ、ぼ、ぼくと兄弟になってくださいっ!」

とか言って手を差し出したらドン引きするでしょう。。。

男性ミュージシャンだってそうです。

「今日から兄貴って呼ばせてください!」

とかいきなり言ったら、気持ち悪い人だと思われてしまうかも、、、と
いろいろ考えていると人手不足のまま次のライブが始まってしまっています。

何が困るって、サルサをやるのにコロをやる人とマンボをやる人がいないんです。

それで、コロカンタじゃなくて、コロ-ソロっていうものを発明して
うたと楽器のソロの掛け合いにしたり、マンボはピアノとベースでフレーズ考えたり、
それはそれで新しい音楽になっていくのは楽しいのですが、

それでも普通にコロカンタをやってしまう曲も何曲かはあって、、
そうするとケイコさんが自分でコロを歌って呼んで、自分でアドリブカンタで答えて、
息をするひまがないのに、バンドがどんどんアドリブで長くしてしまうから
ライブの帰りには酸欠なのか、あたまが痛いとか言って、疲れた顔しているので
ちょっとかわいそうだなと思っているんです。。。

たまたまリサゴサのボーカルの三浦さんが来てくれたときは知ってる曲のコロを一緒に
うたってくれたり、DJ-momoさんがいるときは無理やりお願いしてコロを歌っていただいていますが、

いつも助かってます。。。ありがとうございます。

それでなんですが、コロの歌詞を出しておくので、ライブに来てくれる方で元気とやる気がある人は
練習しておいてもらいたいんです。

今日は、いつもやってるsomos cubanosのコロの歌詞を出しておきますね。

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2008年4月 5日

ライブハウスの大きな音

サルサというのものはライブハウスでもディスコテカでも
とてつもなく大きな音で演奏されます。

エルマノスは割りとちいさな音で演奏するほうですが、
やっぱり他のジャンルの平均的な音量よりはずっと大きいと思います。

とくにベース侍がサブリーダーを務めるコンボクレアシオンが活動している
地方のラテンディスコでは、耳で聴いているのかおしりで聴いているのか
分からないほどの大音量で、隣の人と会話しようとしてもぜったい無理なほどです。

ハバナの街でも音が割れるまで家のオーディオは大音量でかけていますし、

ある日、知らない人に呼び止められて、
キ 「日本人だろう?ちょっと相談乗って欲しいのだけど、この日本製のオーディオ、
   スピーカーの音が割れるんだけど、ちょっと見てもらえないか?」
の 「修理とかって、僕はそんなことできないとおもうけど。。。」
キ 「日本人じゃないか、なんとかなるさ、さあ、見てくれ」
の 「。。。」

の 「(CD流しながら)別に音は割れてないみたいだけど。。。」
キ 「いや、割れるんだよ、ほら。(とフルボリューム!)、(バリバリー)」

の 「そりゃ、ボリューム全開は音割れるよね。。。もっと小さい音で聴かないと。。。」
キ 「なんでー?、わざわざ高い日本製を買ったんだぞ、そんなひどい話があるか」

と、気の小さいのり3はLG電子は日本の会社じゃないんだよ、と言い出せませんでした。。。

最近のロイター通信によると、キューバでDVDプレイヤーの購入が解禁されたそうですね。
買い求める市民が行列を作っているとか。時代も変わるものです。

話を戻します。

どうして、ラティーノたちは大音量を求めるのか、
ハバナでのピアノレッスン中におそわったことにこんなことがありました。

(yaymel先生の説)
キューバでの生活はみんなうるさいし、暑くて窓を開ければ隣の家のテレビがうるさいし
物不足だし、ほんとにストレスがたまるんだ。
そういうことを一切忘れるには自分のオーディオのボリュームを全開するのがいちばんで、

ライブだって、同じことだ。大きな音で聴いていれば日々の大変なことが忘れられる。
だから、ミュージシャンはいつも強く演奏しなければいけないし、人間としても強くなければいけない。

2008年3月11日

3+4は、6から8

5人のメンバーはキューバ人ロドルフォが主宰するVentu Rumberoという
ルンバ大会に毎回出演しています。

ルンバ大会というのは集まった人たちで太鼓をたたいてうたをうたって、
ごはんを食べておさけを飲んで、大笑いしながらおしゃべりをして、
ストレス発散をするという集まりです。

ルーウィーくんはドラムをたたき、太鼓もたたく。
ケイコさんはうたを歌って、イッセイくんは太鼓。
スギくんはベースを弾いて、のり3はピアノを弾きます。
ルンバ大会でサルサの音が出てくる、キューバンコンテンポラリーも新時代に到達です。

ライブやコンサートと似ているけど、出演者とお客さんにあまり区別がないところが
ちょっと違うところだと思います。

ルンバはそのむかしキューバでも奴隷としてつれてこられた黒人の
ストレス発散のための集まりでやっていたものです。

そして彼らのリズムの感じ方というのが、ほんとにすごいというお話です。

彼らには3と4という数字の大きさにあまり区別がありません。
しかもリズムを大きく捉えているので、1小節の中に3拍子だろうが4拍子だろうが
あまり重要ではないみたいで、すぐに拍子が入れ替わったりします。

行ったり来たりするだけでもすごいのですが、
6/8拍子の複雑なリズムのルンバをやっている後ろでルーウィーくんは笑顔で4拍子の
ロックのドラムをたたき始めるんです。しかもはまってかっこいいんですよ。

そこでのり3はそんなすごい彼らを真似しようと思って(?)
3と4の区別をするのをやめました。

するといろんなことが困ります。

サルサの曲は繰り返しが多いので、4回繰り返しってアレンジなのに
3回繰り返しただけで次のところに無理やり行こうとしたりとか、
3時会場入りなのに4時に到着するとか。。。

きっとメンバーはギャラを間違えて多く払ってくれるのを期待してるかもしれませんが
ギャラは少なく間違える可能性だってありますからー。ざんねーん、じゃーん。

まあ、間違えるのが本質ではなくて、そういうアフロ(=アフリカがルーツの)文化の中にある
アンビバレントな特性とか、そういうのがすごいというお話でした。

サルサの歌詞の中にも裏に皮肉や別の意味が入ったやつっておおいですよね。
あれも、アフロなんです。1つのフレーズに二つの意味を持たせるの。

のり3が提唱するTIMBAのピアノのパターンもただ激しく弾いているばかりではなく
激しい裏にはアクセントが奏でるメロディーが聴こえるようにといつも考えています。

日本人である僕らがやるキューバ音楽というのは、いつもミックスなんです。
まず顔かたちからして、ラテン系ではないわけですからね。

2008年2月20日

TIMBAってなんだろ

のり3です、おはようございます

どんな音楽をやっているのか?って誰もが気になると思いますので
音源ファイルを公開するまでは文章だけですけど我慢してください。。。

のり3のピアノは何をどういう風に弾いてもTIMBAというスタイルになります。

昨日は童謡のピアノ伴奏を録音したのですが、
「童謡なのに、ずいぶんノリノリなんですねー、あははー」などと
ライブにきたことない人でも、なんか変わってる、おもしろいと思ってもらえるようです。
(雰囲気ちがうぞ!空気嫁よー、って嫌味だったかどうかは僕には分かりません。。。)

ルーウィーくんは10年以上バンボレオでドラムをたたき続けてきた、
ここ10年のTIMBAの最前線を歩いてきた人です。そして今も歩いている人です。

それで、このTIMBAというものですが、スタイルの名前で
チャチャチャやダンソンやサルサとは違ってリズムとスタイルが一体化しているわけではないです。
要は楽譜に書いて、これがTIMBAのリズムですよ、っていう説明はできないんです。

あの、パラダイス山元さんが「マンボ」というものを伝えているでしょう?
すくなくともいまどきの日本人はマンボが何であるかを説明できないけれど
(マンボもやっぱり楽譜に書いて説明できるものではないと思う)

でもでも、「あ゛~~ うっ!!!」 だということはみんなが知っています。

マンボな盆栽というものもあるらしい。。。マン盆栽っていうんだって。

TIMBAもそういうものにしたいなあ、と、日夜、歩き方ひとつ、生活スタイルが丸ごと
TIMBAになるように、研究しているところです。

パラダイスさんにきめゼリフを考えてもらおうかな???
そうそう、ケイコさんにはパラダイスさんに考えてもらった「ホワイト慶子」って名前があるんですよ。
もっと有名になるようにがんばれ!

そこで、本題。TIMBAってなんだろ?

のり3説
「TIMBAとは、さらに「もう半拍食っている」こと」

0.5拍分何もかもずれている、、、ともすると空気読めない人!?なのかもです。。。

ルーウィーくん説
「ビールが全員の席に運ばれてきたら、1分待ってみろ。・・・(1分待つ)・・・それがTIMBAの姿勢だ」

さっそく試してみてください。美味しそうなビールのほうがいいTIMBAになりますから。。。
まあ、前のめりのいい感じ、っていうのがTIMBAの姿勢だそうです。

CDを聴いて、勉強したいというまじめな方(?)
Bamboleo とか Charanga Habanera のCDを聴いてみると良く分かると思います。
そうですね、ビールを注いで曲の前半を飲まずに我慢してみるといい感じで聴けるはずです。

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