えるまの用語集の最近のブログ記事

2008年8月20日

続 ドブレセンティード

サルサのうたにはときどき裏の意味があるという話が、前回のお話でした。

日本にもこういう裏の意味を持つ味のある名曲があったので、ご紹介します。


シャボン玉   作詞 野口雨情

  シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
  屋根まで飛んで こはれて消えた
 
  シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
  生まれてすぐに こはれて消えた
 
  風々吹くな シャボン玉飛ばそ


作詞者の長女が生まれてすぐに亡くなってしまったことと
関係あるって言われています。

それで、ちょっと哀愁漂う感じの曲に感じるわけですよね。。。

2008年8月 8日

ドブレ・センティード

キューバと日本は地球上で遠いだけあって、違うところがたくさんですが、
意外に島国同士ということで、似ているところもあったりします。

この、ドブレ・センティードというものが、日本の「わびさび」に通じるような気がします。

たとえば,
el cuarto de tula というソンの名曲がありますが、

曲が盛り上がったところで、

トゥーラの部屋が火事になってる! という意味のコロが始まって、

たいていの場合、さあ、火がついた大変だーみたいなアドリブカンタが応戦するんですが、


これをキューバ人が聞いたときにはハバナの街で発生した火事の様子を想像するわけではないんです。

これには裏の意味があって、(それはあまりしんみりするようなわびさびとは程遠い意味だったりしますが。。。)
その、何でもないような歌詞の裏に面白みが隠されているところが、キューバなりのわびさびだなあ。。。と

この謎解きのキーワードは
candela (火)とagua(水) なんですが、、、火を消すには水をかけて消すわけです。。。

どうしても答えを知りたい方は、ライブ会場でお教えします。。。(でも、男性限定・・・)
ブログに書けない内容なので(泣)

でも、それがキューバの名曲で、しかもブエナビスタソシアルクルブの映画に入って
世界的なヒットをするというところが、なんとも可笑しいというか、わびさびなんですよ。。。

中南米諸国で、微妙にここら辺の裏の意味のある単語ってお国柄でちょっとずつ違うようです。

これだと、ブログの品位が下がりっぱなしなので、
日本におけるのり3がカンドーした日本の名曲でドブレ・センティードのある名曲をご紹介します。

後日に続く。

2008年7月15日

生ものライブ

CDはパッケージに入って、お店に並ぶような松花堂弁当にたとえるならば、
ライブはみんなでわいわいがやがや、バーベキューのようなものかもしれません。

そして、ライブは「生もの」。

6月7月は梅雨ですから食品衛生に気をつけなければいけない期間ですが。。。

ときどき、鮮度命!と生煮え状態で演奏を始めてしまいそうになって、
鮮度と安全性の両立が難しいときがあります。。。


ベントゥルンベロはいつもそうなんですが、
本番ではどうせその通りに進行しないのだからというどうしようもない理由で、
曲の最後の部分の取り決めというか、リハをやらずに、曲の途中でリハが終わることがあります。

目的地を決めずに飛行機を離陸させて、着陸先に困る、という現象が起きるときがあります。


エルマノスについてはきちんと(?)曲の終わり方の約束はしているのですが、
全員がいつでもそれを覚えているわけではないということです。。。
とくに、いちばん忘れやすいのがのり3.。。困ったことです。


どこまで、生がいいのか、鮮度にこだわるかは、割とお客さま次第というか、
人それぞれだったりしますよね。


のり3はお刺身が大好きなんですが、
アジの活け造りとか、イカの活け造りで、まだぴくぴく動いているようなやつを
美味しくいただくっていうのが、なかなか苦手だったりします。

あと、おどり食いって言うのもありますよね。あれも、ちょっと。。。
すごく美味しいんですけど、やっぱり口の中でうごうご動いてしまうのが苦手です。

でもね、漁港の近くの食堂で食べた、まだ「硬い刺身」っていうのは感激するほど美味しかったです。


きっと、鮮度抜群だけど、それを演出しすぎず、ほんとうに素直に美味しいくらいが
みんなにとってはちょうどいいのかもしれませんね。


のり3自身は、その日できたばかりの曲をライブでやる、いわゆる「おどり食い」は大好きだったりしますが。。。

あ、でも「デスカルガ」って言って、ひとつのパターンを繰り返しながら
ソロを回して、その日各々がやりたいようにやるって曲は、いつも盛り上がりますよね。

なんか、それってマグロの解体ショーみたいなものなのかもしれません。
その場で考えたものを、その場でみんなに聴いていただくわけですからね。

2008年6月27日

教外別伝

座禅とトゥンバオシリーズ。。。になってますが。

不立文字(前編)はこちら

教外別伝(きょうげべつでん)

本やお経などの他に、大切な教えや極意がある。


稲村ガ崎Peter'sのシェフの佐藤さんと前回のライブ終了後に、盛り上がった話。。。

のり3やルーウィーくんが楽譜やリハしたときのアレンジや進行と違うことを
本番中にやりたくなってしまう件について、

シェフもレシピをすっ飛ばしたり、その場で思いついて作った創作的な料理のレシピを
あとからどう書いたらいいものか。。。と困ってしまうタイプの料理人なんだって。


レシピではこうなっているけど、今日のお客さんの顔を見たり、
その日の天気や気温、お店の雰囲気とかで、こっちの方がいいんじゃないか。。。と
料理でもアドリブを始めるんだって。

それで、のり3とシェフが手に手を取り合って、アドリブばんざいー、デスカルガだー!と
ひとしきり盛り上がったところで、、、


お店の別のスタッフの人が、

「そういうシェフについていく周りは、すごくたいへんなんですよ。。。」だって。。。

そうだよ、メンバーはね、えるまのだから、それでも一緒にやってくれるんだよね。
いつもありがとう。(と、自分にいわれているような気がして、反省しきりののり3でした。。。)

2008年6月26日

不立文字

座禅の言葉だと思うのですが、

不立文字(ふりゅうもんじ) という言葉があります。

言葉ではなかなか極意は伝わるものではない。。。くらいの
意味だと思います。(本やお経だけでなく実践から学びなさいってことかな)


似たような話で、

トゥンバオは楽譜に書けるのか?

という問いがいつものり3の中で、疑問なのです。

エルマノス名誉教授である、音楽の博士号を持っているという
キューバのマエストロ、トリアナ先生にもこの質問をぶつけたことがあります。

キューバでの修行時代にもYaymel先生にも同じ質問をしたことがあります。


やはり、大学で勉強した人は、
「そうだよ、楽譜にかけるよ」と言って、書いてくれます。

4小節書くのに30分くらいかかるんですが。。。
(やっぱり普段そんなことしないし、音楽の専門の先生でも大変なものはたいへん)

それをのり3が弾きはじめます。確かに、楽譜に書いてあるように弾くことはできます。


でもこれだと、トゥンバオしているとはいえないような、さびしいトゥンバオですよね。。。って
それには先生たちも同意なんです。のり3だって先生たちだって、自分が弾くとしたら
そんな弾き方はしないだろうって、楽譜が出来上がってしまうんです。


というわけで、この議論にはいつも答えが出ないまま、次のライブが来てしまいます。。。

それで、お経のように、一見意味不明な文字が並んだ
[G C D7 Am7-5] ・・・のように、メモ書き程度の楽譜が準備されています。


その譜面を前に、ああ、、、今日もアレンジができていない気がする。。。
楽譜になっていないことをみんなにどうやって説明しよう(半泣)。。。と

最初に戻ります。 (繰り返し Openで)

以下余白。。。

2008年6月18日

バンボレオに燃える男

今日は全体リハを執り行います。


当たり前って言えば、当たり前すぎますが。。。

ルーウィーくんと一緒にバンボレオの曲をやるっていうのは、ものすごく光栄である反面
すごく緊張することでもあります。

のり3はあのラサロ・バルデスと比べられてしまうかも。。。と
バンマスの仕切り込で、緊張してしまいます。

それを知ってか知らずか、

バンボレオの曲をリハするときはルーウィーくんはものすごく燃えるというか、
アツイ男になります。


いいや!違う違う!!!と
最低5回は同じことをやります。

のり3もベース侍も何のことを違うといわれているのかだんだん分からなくなってきて、
とにかく、TIMBAの姿勢のことだけ良く思い出しながら何度も繰り返していると、、、

うん、すごく良くなった。。。そんな感じ。  と10年オリジナルメンバーだった
ルーウィー先生のお許しが出たりします。(そういう時は、マジで鬼教師です。。。)


想像でしかないんですが、きっとバンボレオ時代にそういう感じでリハしてたんだろうなと
その曲のその音を聴いてしまうと、その時代に戻ってしまうんだろうなと思います。

6月19日もバンボレオの曲が登場予定。お楽しみに。

2008年6月 9日

アバクアに挑戦

リハ日記の続きです。
もう金曜のことではあるのですが、印象的だったので記録に残します。

6月22日にまだ告知していないのですが、(詳細をメンバーの誰も知らないので。。。)
ベントゥルンベロがテレビ中継の入るライブに出演するんだそうです。

とはいっても、それは日本のテレビではなくてアメリカかどこかの外国のテレビだそうですので、
ほんとに放送されたかどうかの確認ができません。。。


話を戻します。

その日向けに、セッション的なものをやろうと
アバクアのリズムをモチーフに展開したリズムのあわせをやりました。

アバクアって言うのではですね、サンテリアとはまた別の系統の
アフリカを起源に持つ宗教というか、秘密結社のことです。

キューバ人のアフリカ系の先祖は、今のナイジェリアのあたりに住んでいた
部族の人たちが多く奴隷として連れた来られたそうです。

それで、その中でも割合が多いのか、メジャーな宗教がヨルバ族のサンテリアです。

そして、アバクアはカラバリ族の系統の宗教というか、秘密結社なんだそうです。
秘密結社というくらいなので、日本人であるのり3にはそれ以上詳しいことは
よく分からないのですが、ロドルフォにリズムの説明を受けてやってみました。。。


難しいのですけど、チャレンジするのって爽快です。

しかも、アバクアもそうだし、サンテリアもそうなのですが、
ピアノとベースが入るっていう実験をやっているのはとても珍しいはずです。

しかも、えるまののカラーであるTIMBAをいかにそのルーツである
宗教音楽のリズムにミックスさせていくかって言うのがとてもコーフンする経験でした。

2008年6月 3日

休むこと、弾かないこと

本番が続いたりとか、平日の仕事もひどく忙しかったので今日はのり3はお休みをしました。

音楽には「お休み」というものがとても大切なもののようです。

サザンオールスターズや、矢沢永吉もお休みをするんだそうですね。
最近話題になっているので、なるほどーってそのニュースを読みました。

リズムを突き詰めて、より強いリズムにしていったときに、
いちばん強烈になる状態というのが、

実はピアノとベースが弾くのを(いっとき)止めてしまうことだったりします。

NG la bandaがはじめた、TIMBAのBOMBAというのも、
ピアノは高い音でトゥンバオを強く弾くのですが、
ベースは弾くのをやめたり、トゥンバオさせるのは止めて、止まったリズムの音を強く弾きます。


ライブは続けてやっていると、抜け殻のように疲れてしまいます。
そのくらい集中してがんばって演奏するのはとても良いことなんですが、
燃え尽きた感じがしてしまって、目標を見失ったような気がするときもないではないです。


最近、人には(教えるときとか)

音やリズムを外してしまってやらかしてしまう失敗もあるけど、
怖がって、音を出さない失敗もある。

どちらも同じ失敗なのだから、のり3は、思い切って音を出して失敗するほうが潔くて好きだから、
自分が感じて思ったところで、思い切り音を出してみるといいよ!

ってアドバイスしているんですが、、、


自分が思ったとおりに弾くようになったのだったら、
今度はリズムをより突き詰めるために、弾かないタイミングをもっと
突き詰めていくのが、武士道なんだろうなと思いました。。。


ベース侍には、こんな説明の仕方をしました。

居合い斬りでは、刀を抜いてしまったらそれは死んだ刀で、戦えないと言うでしょう。。。

敢えて構えるだけで、刀を抜かない(音を出さない)ことがいいリズムを生み出すことが
あるんだよね、、、って説明すると、侍ですからそちらの方がわかりやすかったようです。

2008年5月30日

吊り橋効果

wikipediaから引用します

ダットンとアロンによって実験によって実証されたとする学説。

実験は、18~35才までの独身男性を集め、渓谷に架かる揺れる吊り橋と揺れない橋の2ヶ所で行われた。男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい、橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけた。その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えるという事を行った。結果、吊り橋の方の男性からはほとんど電話があったのに対し揺れない橋の方からはわずか一割くらいであったというものである。揺れる橋での緊張感を共有した事が恋愛感情に発展する場合があるという事になる。

引用ここまで

なんだか、どこかできいたような話だなと思います。
これ、「吊り橋」ってところを「エルマノスのライブのアレンジ」って置き換えると良い感じの理論になりそうです。

のり3の学説
「アレンジはちょっと 危なっかしい 揺れがある位の方が、ライブは盛り上がる」

エルマノスのプロフィールのところに

「LATINのハードなリズムにJAZZ的な即興の要素を加え」って書いているのですが、

LATINのリズムはそれはまさにその通りで、ホンモノってことで間違いないと思うんです。
でも、JAZZには「的」がついています。。。

即興はそれはそうなんですが、それがJAZZだと言ったら、真剣にJAZZやってる人たちに
失礼なんじゃないかと思って、、、TIMBA JAZZみたいなジャンルを作れたらいいな、なんて思います。

TIMBAにはわざとずらしてドキッとさせるという意味もありまして、
のり3のピアノはアクセントをずらすのを多用するので、初めて合わせる人は
やりにくいというか、ドキドキしてしまうようです。(それってとても困るみたいですが・・・)

とにかく、アドリブははじめてしまうと止まりません。

2008年5月28日

妄想じゃなく、想像

ベース侍とのり3はふたりでリハというか、トゥンバオやアドリブの特訓をよくいたします。

1000本ノックのようなものをやるんです。
片方がリズムをキープしてあげている間に、もう片方が練習したいことを次々と試しながら
その役割を交代しながら疲れるまでやります。

時には侍がパーカッションがいないのにそんなリズムをやるのは無理だとか、弱音を吐くんですが、
いつものマクドナルドのハンバーガーをおやつに食べて、またやってみると、

「あ、、、なんか、レゲトンのドラムの音が聴こえた気がする。。。」って感じであら不思議。

男性の脳みそというものは、ないものを想像するのが得意なのだそうです。

たとえば、とある雑誌やビデオを見ていて(意味わかるでしょうか???)
肝心なところが写っていなかったりしても、そこにはそれが見えているかのように想像して
頭の中で処理する能力というものが高いんだそうですよ。

原始時代は男性は狩りに出かけて、見つからない獲物で家族のお腹をいっぱいにする様子を
想像というか、期待しながら獲物を何日も探します。

女性は木の実などを集めるわけですが、これはその日落ちているものがいろいろあって
どれが美味しそうかを見定めて選んで拾ってはその日の晩ご飯にしたんだと思います。

。。。話を戻します。

音楽はよく言葉と同じようなものでコミュニケーションが大事だとよく言われますが、
それが言葉にたとえられるならば、めちゃくちゃな文法だと意味が通じなかったりします。

その得意な 妄想 想像力で、

「訓練は本番のように、本番は、 あれ、、、なんだっけ?」

と日々スタジオに入って訓練するのでありました。

« えるまのブログ | メインページ | アーカイブ | キューバ事情 »