えるまのブログ

2008年8月 6日

クラーベを持っているか

平日の仕事をしているときの話。。。

その日はのり3はメールの返事を大量に書きながら、忙しく働いていました。
好きな音楽流していい職場なので、マノリートの新譜をご機嫌で流していました。

隣でその様子を見ていた、職場の仲間が

「小川さんのメールを打ってるキーボードって全部リズムにはまっていて可笑しい。。。」だって。

へぇー。。。と、意識しているわけではないのですが、自然になっているんでしょうね。

そして、いいトゥンバオして書いたメールが必ずしもいい仕事の成果を生むとは限らないのが
一般社会の厳しいところではあります。。。


以前のエントリで、ラテン音楽は血統でやるのではないという話を書きました。

でも、違う意味でラテン音楽は、心臓の鼓動、ハートビートでトゥンバオするので
血で演奏するともいえます。

ルーウィーくんとのり3は、実際には血のつながった兄弟ではありませんが、
(ルーウィーくんの血のつながったお姉さんはハバナに住んでる)
でも、いつもふたりで確認しあうことというのは、ふたりには同じ音楽の血が流れている!ということ


一方で、DNAが同じな血液ではなく、概念的に同じ音楽の血、ということなので
血液の質が変わってしまうとえるまのではなくなってしまうんだな。。。とも気づきました。
たとえば、メタボになってしまったら、えるまのじゃないんです。。。つらいですが。

先週末のカデナの移動と待機の間に久々にルーウィーくんとふたりでじっくり話しこむことができて
ふたりともリズムがメタボになっていないことが確認できてよかったです。

2008年7月29日

猛暑とスコールと

ブログも夏バテ気味で、更新ペースが落ちておりますが、
涼しくなったらバリバリアップする見込みです。。。

「毎日」暑いんですよね。たいへんです。

そして、夕方には夕立というかこれはほとんどスコールじゃないかと
日本の夏はとうとう熱帯化したようです。

気候が熱帯なんだから、ラテン音楽を日本のみんなが聴きたくなってしまって
毎日やるライブ会場に数千人のお客さまが熱狂している様子を妄想して。。。

そうとう、暑さにやられているんだな、、、と涼しくなってから反省したりしております。


暑いときはだらだらしてしまいます、というか、するしかありません。
昼間はひたすら省エネ省エネで、お昼休みには昼寝をしたり。

そうすると、夜になるとちょっと元気が余るときがあります。。。
遊びに行って、踊ったりするかなーって思えば、ラティーノの出来上がり。

そして、飲んで踊って疲れて帰れば、翌朝はまた暑くて仕事のやる気が下がる。。。と
(以下繰り返し)

そして、ここ、ポイントです。

「暑いんだから、しょうがないでしょ」と自己嫌悪に陥らないこと。

・・・さて、のり3は涼しくなったので、遅れた仕事をやって、あさってのライブの
準備や勉強をいたしますよ。。。やっぱり半分は勤勉な日本人ですから。

2008年7月15日

生ものライブ

CDはパッケージに入って、お店に並ぶような松花堂弁当にたとえるならば、
ライブはみんなでわいわいがやがや、バーベキューのようなものかもしれません。

そして、ライブは「生もの」。

6月7月は梅雨ですから食品衛生に気をつけなければいけない期間ですが。。。

ときどき、鮮度命!と生煮え状態で演奏を始めてしまいそうになって、
鮮度と安全性の両立が難しいときがあります。。。


ベントゥルンベロはいつもそうなんですが、
本番ではどうせその通りに進行しないのだからというどうしようもない理由で、
曲の最後の部分の取り決めというか、リハをやらずに、曲の途中でリハが終わることがあります。

目的地を決めずに飛行機を離陸させて、着陸先に困る、という現象が起きるときがあります。


エルマノスについてはきちんと(?)曲の終わり方の約束はしているのですが、
全員がいつでもそれを覚えているわけではないということです。。。
とくに、いちばん忘れやすいのがのり3.。。困ったことです。


どこまで、生がいいのか、鮮度にこだわるかは、割とお客さま次第というか、
人それぞれだったりしますよね。


のり3はお刺身が大好きなんですが、
アジの活け造りとか、イカの活け造りで、まだぴくぴく動いているようなやつを
美味しくいただくっていうのが、なかなか苦手だったりします。

あと、おどり食いって言うのもありますよね。あれも、ちょっと。。。
すごく美味しいんですけど、やっぱり口の中でうごうご動いてしまうのが苦手です。

でもね、漁港の近くの食堂で食べた、まだ「硬い刺身」っていうのは感激するほど美味しかったです。


きっと、鮮度抜群だけど、それを演出しすぎず、ほんとうに素直に美味しいくらいが
みんなにとってはちょうどいいのかもしれませんね。


のり3自身は、その日できたばかりの曲をライブでやる、いわゆる「おどり食い」は大好きだったりしますが。。。

あ、でも「デスカルガ」って言って、ひとつのパターンを繰り返しながら
ソロを回して、その日各々がやりたいようにやるって曲は、いつも盛り上がりますよね。

なんか、それってマグロの解体ショーみたいなものなのかもしれません。
その場で考えたものを、その場でみんなに聴いていただくわけですからね。

2008年7月12日

ラティーノのPAさん

エルマノスの活動の時は自分たちでPAのセッティングをやることがほとんどですが

ベントゥルンベロのライブだと、PAさんといって、音響の専門の担当の方がついて
バランスをとって調整してもらえることもあります。

それで、日本人のPAの方って、たいていの場合そこのお店の店長さんだったり、
もともとPAさんは職人気質の人が多いし、ミュージシャンはなかなか、
その場でああしてほしい、こうして欲しいというのが逆に専門の方だったりすると、
遠慮してしまって言いにくいことがあります。


音響機材の配線や準備って、複雑だし段取りをきちんとしないと時間かかって仕方ありません。
それで、急にミュージシャンが、これをああして欲しいとか言い出すと、
PAさんも段取りを乱されるので、現場に緊張した空気が流れるときがあります。


最近はラティーノのPAさんと一緒にやることが多くて、その方がのり3は気が楽です。

まず、あんまり段取りにうるさくない人が多いですから、
とりあえず、これはこうできますか?あれは貸してもらえますか?ってさくっと聞けば

さくっと向こうも、大丈夫、とか、無理、とかむしろあっさり答えが返ってきて、話が早い。

逆に、言葉って通じすぎないほうがいいのかもしれないと、PAさんとの打ち合わせでは
思うときがあります。

結局、遠慮してしまって何もいえないのだったら、

「よろしくお願いします」と「中音最高でした、ありがとうございました」しか、
日本語でもスペイン語でも使わないわけですからね。。。

2008年7月 9日

Quimbara先輩

最近、ライブでよくお送りしている、BamboleoがヒットさせたQuimbaraですが、
ちょっとしたほろ苦の思い出話があります。


のり3が大学生くらいのときにBamboleoのデビューCDを買って衝撃を受けて以来
(11年前か。。。)そのCDでラサロバルデスがやっていることがのり3の目標だったりします。
ルーウィーくんに出会うずっとずっと前の話です。

そのデビューCDの中でもQuimbaraは大好きな曲でした。
それで、自分のバンドができてからはずっとこの曲をアレンジをいろいろ変えながら
いつも演奏しているんです。


それで、大学4年のときに研究室の先輩で金原(きんばら)先輩という方がいました。
論文の指導をしてくれる先輩だったのですが、のり3は後輩ですので
当然、時には厳しく論破されて指導されては、へこんだりするときもありました。

そんなときは、腹いせに(逆ぎれってものですが。。。)Quimbaraをうたうんです。
彼のいる前で。。。はなうたで。

♪~ La rumba me esta llamando...

ってひらうたのところを歌うんです。
でも先輩は自分がからかわれていることを知りません。。。(bamboleoを知らないから)

そうするとだんだん楽しくなってきてしまって、ついつい曲の後半まで歌ってしまうときが
ありました。。。そうすると、コロカンタの区間まで気づかずに歌いこんでしまって、

うっかり、

キンバラ クンバラクンバ キンバンバン~♪ って、ノリノリで歌ってしまったんです。。。

先輩が気づいていたかどうかまでは分からないのですが、
それ以来すっかり気まずくなってしまって。。。卒業論文が進まなくなってしまって。。。

いま謝ります。先輩、ごめんなさい!

2008年6月30日

ああ、勘違い

お見舞いで大きい総合病院に行った日のことです。。。

点滴のスタンドを押しながら、ちょっと具合の悪そうなおじいちゃんが、
エレベーターを待っていました。(よくある光景)

そしたら、看護婦さんが後ろを通って、

「あらー、○×さん、今日はリハですかー?、がんばってくださいねー!」 だって。

そしたら、そのおじいちゃんも、
「はいー、最近だいぶうまく行くようになって。。。がんばりますー」 だって。。。

最近のでかい病院には楽器の練習ができるスタジオがあるのかな。。。と、
介護保険が何とかで、世の中変わったのだろうか???と最初思いました。。。

そして、具合悪そうだけど、やっぱりそのおじいちゃんは音楽に対する
志を捨てていない、すごいミュージシャンなんだろうな、、、と尊敬したんです。

(もう、みなさん、落ちが分かっているとは思いますが、、、書きますよ。。。)


リハって、病院ではリハビリのことなんですね。。。

スペイン語でリハーサルのことはエンサヨっていいます。
でも、日本人同士だと、やっぱりリハって言うのが普通かなと思います。

ところで、リハーサルと練習の違いって、一人でやるのが練習で、
2人以上でやるのがリハっていう傾向があるよな、って勝手に思ってます。


じゃあ、全員集まって、本番を想定する、いわゆる本番リハーサルみたいなものは
(日本語で通し稽古って言うものですが)
それは、ゲネっていいます。ゲネプロともいいます。

ちなみに、エルマノスにもベントゥルンベロにもゲネというものは存在しません。

通して練習したところで、本番では同じようにやらないし、できないからです。

まさに、「生もの」のライブです。その日の仕入れ次第で、おすすめメニューが変わって
味付けも調理も変わります。

生焼けでお客様に出すことのないようにだけ、いつも気をつけています。。。

2008年6月27日

教外別伝

座禅とトゥンバオシリーズ。。。になってますが。

不立文字(前編)はこちら

教外別伝(きょうげべつでん)

本やお経などの他に、大切な教えや極意がある。


稲村ガ崎Peter'sのシェフの佐藤さんと前回のライブ終了後に、盛り上がった話。。。

のり3やルーウィーくんが楽譜やリハしたときのアレンジや進行と違うことを
本番中にやりたくなってしまう件について、

シェフもレシピをすっ飛ばしたり、その場で思いついて作った創作的な料理のレシピを
あとからどう書いたらいいものか。。。と困ってしまうタイプの料理人なんだって。


レシピではこうなっているけど、今日のお客さんの顔を見たり、
その日の天気や気温、お店の雰囲気とかで、こっちの方がいいんじゃないか。。。と
料理でもアドリブを始めるんだって。

それで、のり3とシェフが手に手を取り合って、アドリブばんざいー、デスカルガだー!と
ひとしきり盛り上がったところで、、、


お店の別のスタッフの人が、

「そういうシェフについていく周りは、すごくたいへんなんですよ。。。」だって。。。

そうだよ、メンバーはね、えるまのだから、それでも一緒にやってくれるんだよね。
いつもありがとう。(と、自分にいわれているような気がして、反省しきりののり3でした。。。)

2008年6月26日

不立文字

座禅の言葉だと思うのですが、

不立文字(ふりゅうもんじ) という言葉があります。

言葉ではなかなか極意は伝わるものではない。。。くらいの
意味だと思います。(本やお経だけでなく実践から学びなさいってことかな)


似たような話で、

トゥンバオは楽譜に書けるのか?

という問いがいつものり3の中で、疑問なのです。

エルマノス名誉教授である、音楽の博士号を持っているという
キューバのマエストロ、トリアナ先生にもこの質問をぶつけたことがあります。

キューバでの修行時代にもYaymel先生にも同じ質問をしたことがあります。


やはり、大学で勉強した人は、
「そうだよ、楽譜にかけるよ」と言って、書いてくれます。

4小節書くのに30分くらいかかるんですが。。。
(やっぱり普段そんなことしないし、音楽の専門の先生でも大変なものはたいへん)

それをのり3が弾きはじめます。確かに、楽譜に書いてあるように弾くことはできます。


でもこれだと、トゥンバオしているとはいえないような、さびしいトゥンバオですよね。。。って
それには先生たちも同意なんです。のり3だって先生たちだって、自分が弾くとしたら
そんな弾き方はしないだろうって、楽譜が出来上がってしまうんです。


というわけで、この議論にはいつも答えが出ないまま、次のライブが来てしまいます。。。

それで、お経のように、一見意味不明な文字が並んだ
[G C D7 Am7-5] ・・・のように、メモ書き程度の楽譜が準備されています。


その譜面を前に、ああ、、、今日もアレンジができていない気がする。。。
楽譜になっていないことをみんなにどうやって説明しよう(半泣)。。。と

最初に戻ります。 (繰り返し Openで)

以下余白。。。

血で演奏するのか?

とくにパーカッション関係で思いがちなことですが、
ラティーノだから、キューバ人だから、上手で良い音が鳴るのかな、と思うことがあります。
ラテンの血が音をアツクさせているのか?というお話です。


キューバに住んでるキューバ人はみんな暇なので、練習する時間がたっぷりあるから
それで上手になるっていうのはあるかもしれませんが、日本に住んでいればみんな忙しい。


ルーウィーくんによれば、コツがあるんだそうです。

コンガやボンゴの場合、

「明日の心配をしないで力いっぱいたたいて、血が出たりしてもひるまないこと」 だそうです。
捨て身で切り込んでいくサムライのような話。。。

コンガの人からよくきくのは、演奏が長かったり続いたりすると、ほんとに血が出るらしいです。
手からじゃなく、血尿で。。。

強くたたいているうちに、毛細血管がどんどん破壊されていって、血管じゃないところにも
血液が混じってしまって、そうなってしまうらしい。


血が出るほどでないにしても、手で演奏する楽器って、たいへんです。
コンガの人は、たたいているうちに指先がひび割れて痛くならないように、テーピングをする人が
多いのですが、これはのり3もピアノを強く弾いていると時々なります。

そうやってひび割れたときって、いつまでもじくじく痛いので、嫌なのですが、
テーピングしてピアノを弾くわけにもいかないので、いつも我慢しています。

ベーシストやギタリストは、よくハンドクリームのような、(違うのかな?)
クリームを演奏前に塗っている人を見かけます。

最悪、楽器は壊れてもお店に行けば売っているのですが、
手はメーカー修理に出せませんから(保証期間切れてる)。。。いつも大切にしなければ、と思います。

2008年6月18日

コンガにも正面がある

明日は結局雨降らないみたいですね。
1週間前から天気予報を見ては一喜一憂でした。。。

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ピアノやベースというものは向きが反対だと普通演奏できませんし、
ベースやギターは左利き用があるそうですが、ピアノにそんなものはありません。

手の小さいピアニストが自分用に特注で、鍵盤の幅の小さいピアノを作ったそうですが、
家では弾きやすくなった反面、外での演奏活動ができなくなったんだって。。。


ところで、クラーベの楽器には右と左があるんですよ。
そして、コンガにも正面があるんだって。


なんだか、抹茶のお点前を頂くときに、うつわにも正面があって、
正面から飲まないように、うつわを回して頂きなさい、、、的な話に似ています。
あれも、どうやって正面が決まっているのか良く分からないです。


話を戻しますと、

クラーベやコンガも正しい方向で使わないと、音の鳴りが全然違います。
良く鳴る美味しいポジションが、正面なのでしょうね。

確認する方法は、ライブで置いてあるコンガをまず、ちょっと叩いてみる。
それから、位置をずらして、また叩いてみると、確認できます。

勝手に位置をずらすと怒られますけど。。。

プロの人がチューニングして、置いたコンガって、ほんとに良く鳴ります。
のり3もリハが暇だと練習にと思って、叩いてみるのですが、
まるでパーカッショニストになったかのような良い気分になります。
(気分だけ、ってところが素人の証拠ですが。。。)

でも、ピアニストのやわな手なので、1曲どころか1フレーズくらいたたくと
手が痛くなって、ピアノが弾けなくなります。。。

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