ハバナでのピアノレッスン (最終章)
その1
その2
その3
その4
結局、レッスンではキューバ音楽の精神性を学んだような気がいたします。
ぱっと見、陽気で楽しく暮らしていそうなキューバ人たちも、
社会不安というか、社会体制に対する不安を身近な不便さや物不足からいつも感じて
ストレスをためているんだそうです。
そのストレスを発散させる場が、音楽であってダンスなんだそうです。
そのストレスや不満や不安が強ければ強いほど、演奏するミュージシャンは
それをがっつり受け止めるだけの強さを身につけるように、と教えられました。
日本だって、かなりのストレス社会ですから、これは参考になると思いました。
当時はその後たくさんやることになるとは思いもしなかった「朝までライブ」についても
技術的な指導がありました。
思い切り強く弾いた状態で、4時間続けられるか考えて練習するように、と教わりました。
レッドソックスの松坂投手が試合の最後まで150キロ以上の豪速球を投げても
ちゃんとストライクに入る、みたいな話なのかな、と思いましたが、
技術的な問題より、朝までやっていて眠いときに集中力が持続するかの問題が
一番大きいよな、と今では思います。

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