ハバナでのピアノレッスン (その4)
またまた続きです。
ハバナでは壊れたピアノでも、練習しなければいけなくて、
それを乗り越える勉強をしたというのが前回までのお話です。
それでものり3はこころの中で、日本にはきちんとしたピアノしかないわけだし、
キューバで活動するならともかく、日本で役に立つのだろうか。。。という
疑念を拭えないで練習していました。
・・・するとある日、
週に3日もピアノの音が長時間鳴っているわけですから、
その家の前の路地をミュージシャンが通ることもあって、
なんだか暇そうなミュージシャンたちが楽器を持って集まるようになってきました。
普通の民家なのに、ある日はベース、サックス、うた、ピアノ、パーカッションという
かなりの編成になって、ラテンジャズセッションが始まりました。
のり3が最初ピアノを弾いていましたが、まったく歯が立たず、
交代で弾き始めた先生はもちろん、最初ベースを弾いていた若者がピアノを弾き始めると
それもとってもすごい演奏を始めるので、びっくりしてしまいました。
鳴らない、鳴らない、壊れている、と散々文句言ってきた同じ楽器で、
目の前で超人的なセッションを見せられてしまったら、それまでの自分の態度が恥ずかしくなりました。
今にして思うと、彼らはうまくコミュニケーションしながらお互いの楽器の良く鳴るところ
得意なところ、美味しいところをよく把握して、足りないところを補うようにして助け合って
バンドとしてまとまるとすごいセッションをしていたのだろうと、今では分かるような気がしますが、
当時はただただ、ショックでした。。。

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